ビオラ田町 競売落札


浜松・ビオラ田町 地元不動産会社が落札

ビオラ田町 競売落札

入札は1社 使い方は未定
 競売にかけられていた浜松市中区田町の複合商業施設「ビオラ田町」の開札が19日行われ、地元の不動産会社「丸八不動産」(平野修会長)が3億4200万円で落札した。静岡地裁浜松支部によると、入札したのは同社1件だけだった。

 売却基準価格は4億2714万円で、最低入札価格にあたる買い受け可能価格は約3億4171万円。丸八不動産の担当者は読売新聞の取材に対し、ビオラ田町の今後の使い方について「まだ開札が終わったばかりなので具体的には決まっていない。(ビオラ田町周辺は)人の流れが減っており、今回入札したのも1件しかなかったので、有効な使い方を考えていかなければいけないと思っている」と語った。

 東京商工リサーチなどによると、ビオラ田町は1994年にオープンした。地下1階・地上15階建てで、地下1階~地上3階が商業スペース、4~8階が駐車場、9~15階が分譲マンション。今回競売の対象になっていたのは地下1階~地上8階部分。1~3階に入っていた大手家電量販チェーン「上新電機」が06年に撤退して以降、中核となるテナントの入居がなく、現在は地下1階に地域ラジオ局「浜松エフエム放送局」、1階に飲食店1軒が入っているのみとなっている。

(2011年1月20日 読売新聞)


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